
紀州加太オートキャンプ場をチェックアウトしたあとに向かったのは、和歌山県の無人島・友ヶ島(ともがしま)です。友ヶ島は自然の美しさや歴史的な遺跡が点在する場所として、多くの観光客に愛されています。特に、映画「天空の城ラピュタ」のような遺跡や、人気のアニメ「サマータイムレンダ」の舞台としても有名で、アニメや映画ファンにとっても訪れる価値のあるスポットです。この記事では、友ヶ島の観光について写真と一緒にご紹介します。
友ヶ島とは

友ヶ島は和歌山県の南端、紀淡海峡という紀州と淡路島の間の海峡にある無人島群の事で、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の総称名を友ヶ島というそうです。陸路で行くことは出来ないので、加太港から出ている船でアクセスする必要があります。島内には美しい自然が広がり、また、かつては軍事施設が存在していた歴史的な背景も持つ場所です。現在では、戦争遺跡や自然豊かな風景を楽しめる観光地として知られています。


友ヶ島の魅力

友ヶ島の魅力は、何と言ってもその独特の雰囲気にあります。自然と歴史が調和し、神秘的な景観が広がっています。
みなさんは、スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」をご存じでしょうか。
1986年に公開された宮崎駿監督のアニメーション映画です。空中のラピュタ帝国とそこに秘められた謎の飛行石をめぐってくり広げられる冒険の物語。テレビでは金曜ロードショーで何度も放映されているので、みた事がある方も多いと思います。私も大好きで、何度もみています。
この友ヶ島は、まるでそのラピュタの島ようだとも言われているのです。
それから、アニメといえばもう一つ。サマータイムレンダという声優の花江夏樹さんが出演されていたSFサスペンスの舞台としても有名です。
歴史的には、明治時代に軍事施設として使用された時期があり、現在でもその名残が残る遺跡や廃墟が多く、歴史的価値も高い場所です。
友ヶ島へのアクセス



友ヶ島への交通手段は、和歌山県の加太港から出ている定期船のみ。船を出しているのは、友ヶ島汽船という会社1社のみです。

船乗り場まで車で行く場合、駐車場は「加太港駐車場」とパンフレットには記載されています。しかし、わかりにくい方もおられるかもしれません。地図で検索される際は、「加太ヤンマー」と検索してこちらに向かうようにするとわかりやすいと思います。道路は少し狭いところもあるので運転にご注意下さい。


車ではなく電車の場合、南海電鉄を利用する時は、和歌山市駅を下車し、加太線へ乗り換えて、終点加太駅下車。JR阪和線を利用する時は和歌山駅を下車し、紀勢本線に乗り換え、または和歌山バスで和歌山市駅へ。南海加太線へ乗り換えて、終点加太駅下車。加太駅から船乗り場までは徒歩約20分とパンフレットには記載されています。
定期船についてですが、ゴールデンウィークと夏季期間には臨時便を増便して運行しています。また、3〜12月は通常運行、1〜2月は冬季運行となります。冬季期間は土日祝のみ運行。水曜日は運休(4/29〜5/5、7/20〜8/31を除く。ただし、水曜日が祝日の場合は運航します)(12/29〜1/3は運休)。気象状況により欠航する場合もあります。当日の状況により臨時便を運航する場合があります。所要時間は約20分です。
友ヶ島汽船 旅客運賃 加太港〜友ヶ島
大人(中学生以上) | 往復2200円 |
こども(小学生以下) | 往復1100円 |
15人以上(要お問合せ)団体割引あり
障がい者割引
割引区分 | 往復運賃 | 割引適用条件 |
障がい者ご本人 (50%割引) | 大人:1100円 こども:550円 | 障がい者手帳等の提示 |
同行する介護人(※) (50%割引) | 大人:1100円 こども:550円 | 障がい者手帳等をお持ちの方1名につき介護人1名のみ (※)第1種身体障がい者・第1種知的障がい者・1級精神障がい者の介護人のみ割引対象 |
対象:身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の各手帳をお持ちの方。および、その介護人(※)が割引対象となります。
友ヶ島観光について

戦争遺跡と歴史




友ヶ島は、第二次世界大戦中に日本の軍事施設として利用されていた歴史があります。島内には当時の軍事施設の遺跡が多く残っており、これらの場所を巡ることができます。
ハイキング
島内には見どころのあるスポットが沢山あります。パンフレットの中にも、ハイキングモデルコースが3つ書かれています。
- 名所探訪コース(3.3km)標準所要時間約3時間:砲台跡・灯台・展望台を巡るコース。最もポピュラーなルート。
- 自然散策コース(6.1km)所要時間約3時間30分:友ヶ島の北端を目指す、とっても長いルート。豊かな自然と修験道の歴史が感じられる。
- ちょこっとコース(2.5km)標準所要時間約1時間40分:短時間で観光したい方におすすめのコース。
私たちは「ちょこっとコース」を選択しました。ちょこっとと聞くと可愛らしい感じがありますが、私たち家族にはなかなか良い運動になるくらいのコースでした。山道なので、頂上までの行きは上り坂が続き、帰りは下り坂です。落ち葉などで足元も滑りやすくなっている場所もありました。

船が到着する野奈浦(のなうら)桟橋から、野奈浦広場を通り、第5砲台跡、タカノス山展望台、第3砲台跡の順に進み、桟橋まで戻って来ました。
コスプレの聖地
船を出している友ヶ島汽船のホームページには「友ヶ島はコスプレの聖地」と書かれています。
確かに、島を観光して歩いていると、1組だけですが、本格的なコスプレをした方と、撮影するカメラマンの方を見かけました。メイクも髪型も服装も、頭の先から足元まで本格的だったので、どこで着替えたのかなと思いました。まさか、あんなに本格的なコスプレをして船に乗って来たとか、山道を歩いて来たとも思えませんし。写真スポットとして有名な第3砲台跡で撮影されていました。カメラマンさんも、コスプレしている方が雇って来たのかなという感じがしました。撮影している横を通らなければならなかったので、お邪魔してごめんなさいという気持ちで通りました。すごく良い写真が撮れそうですよね。
友ヶ島を楽しむためのアドバイス

服装・持ち物
砲台や展望台へ行くには山道を歩く必要があります。足腰の弱い方や、小さなこどもをお連れの方では、行く事が難しい場所も多いと思います。また、山道であるため歩きにくい場所もあります。服装と靴にご注意下さい。虫刺されや日焼け予防のため、夏でも長袖・長ズボン・運動靴をおすすめします。
水筒やペットボトルなど水分を持っていく、暑い時期であれば帽子やタオルも必要です。展望台ではベンチがあったり、レジャーシートを広げて休む事も出来ます。軽食やおやつなどを持って行かれる事をおすすめします。
砲台跡など、暗いところがあるので、懐中電灯を持って行きましょう。
トイレについて

トイレは島内に4箇所しかありません。ハイキング中にトイレに行きたくなっても、すぐに行く事が出来ない可能性もあるので、早めに済ませておきましょう。
ドリンク・軽食


自動販売機や飲食店は桟橋の場所にしかありません。島で唯一のカフェ「らぴゅカフェ」がありますが、店内スペースはないので、屋外での飲食となります。お店の前にはテーブルと椅子も何箇所かありますが、みなさん座られていてすぐに空くような感じではなかったです。桟橋も近いので、飲食しながら船が来るのを待っている方もおられるのだと思います。晴れていれば、周りは広場になっているので屋根のないところで飲食出来ますが、雨など天候が悪い日は難しいです。
らぴゅカフェのドリンクは、コーヒー・紅茶・コーラなどがあったのですが、うちの子どもは飲める種類がなかったのでこちらでは購入しませんでした。少し離れた場所に自動販売機もあります。フードはカレーライス・スパゲティ・オムライス・上海やきそば・肉うどんがありました。

そういえば、自動販売機周辺の木にリスが何匹かいてとても可愛かったです。すぐ逃げてしまうんですけど、こども達も、周りの大人たちも喜んでいました。

時間によっては桟橋にあるらぴゅカフェという小さなお店には購入する方の列が出来ていました。帰りの船が到着する時間と重ならないように気をつけてくださいね。
友ヶ島観光のまとめ

美しい自然や景色、古びた砲台や歴史的な遺跡があり、天空の城ラピュタやサマータイムレンダの世界観を感じられる場所としても注目される友ヶ島は、非日常を感じられる場所でした。アニメや映画のファン、写真やカメラ好きにも魅力が満載です。和歌山を訪れる際には、ぜひ友ヶ島を訪れて、自然と歴史の魅力を体験してみてください。